煎茶と蕎麦


ある日、一杯の玉露を差し出された。
その一杯が
新しい世界へ誘ってくれた。
飲んだと言う記憶はなく、口の中で世界が広がって行く、、。
言葉で表現しにくい世界。

「蕎麦道」に続いて、昨年より「煎茶道」という道も始まった。
煎茶を学ぶ機会をいただくようになってから、
生活の中に「色彩」や「生命」を
取り入れる様になった。
それは、鏡映しの様に、心にも響いて居る事に気づき始めている。
不思議で懐かしい世界。


高遊外売茶翁、と言う煎茶の祖であり、茶神と言われている方がいらしたそう。
「梅茶翁」の名前もこの「売茶翁」より響き合わせ。

一滴一心、映し映し出されていただく一杯。

どこかのだれかと交わしたい。