先日、梅の研究されている方より「梅の八徳」と言うものを聞かせていただきました。
梅は徳のある木で、百樹の聖賢とも言われているそうです。
1 衆樹にさきがけて咲き、目を楽しませる。
2 芳香良く鼻を楽しませる。
3 風姿美しく、庭に飾るに良し。
4 鶯鳥てんてん、耳を楽しませる。
5 実り豊かに、口を楽しませる。
6 梅干しなりては、身体を養う。
7 魚と共に煮る時は、その毒を消して生臭を去る。
8 核仁また良薬にして、灼熱を除き目を明らかにする。
枕の草子にも「木の花は濃きも薄きも紅梅」と書かれている様に、古くは日本で花見と
言えば、梅の花を指したそう。
寒い空の下、ポッと可愛らしく咲く梅の花には、心に春を思わせてくれる
嬉しい存在。
能登の梅はまだまだ蕾ですが、ようやく少しづつ咲きはじめているこのごろです。